PdfTools.Sign.OutputOptionsクラス

署名用のドキュメントレベルオプション

このオプションはPdfTools.Sign.Signerのすべての署名操作で使用できます。また、署名操作なしでメソッドPdfTools.Sign.Signer.Process(Document, Stream, OutputOptions, Provider)を使用できます。

Signer でファイルを処理する際のドキュメント暗号化に関する注意事項：
 ・ 入力ファイルからPDF/A準拠が削除されます。
 　　この場合はPdfTools.Sign.WarningCategory.PdfARemovedの警告(PdfTools.Sign.Signer.Warning)イベントが生成されます。
 ・ 署名されたドキュメントは暗号化または復号できません。
 　　この場合はPdfTools.Sign.WarningCategory.SignedDocEncryptionUnchangedの警告(PdfTools.Sign.Signer.Warning)イベントが生成されます。

継承

定義

public class OutputOptions : OutputOptions

コンストラクタ

	名前	概要
	OutputOptions

プロパティ

	名前	概要
	AddValidationInformation	入力文書の既存の署名に検証情報を追加 ドキュメントセキュリティストア(DSS)に署名検証情報を追加します。この情報には以下が含まれます: 署名証明書の信頼チェーンに含まれるすべての証明書(署名に埋め込まれていない場合) 失効情報をサポートするすべての証明書の失効データ(OCSPまたはCRL) このメソッドは長期検情報を使用した署名を作成したり、既存の署名の有効期間を延長したりするために使用できます。 埋め込まれたタイムスタンプトークンの検証情報も追加されます。 検証情報の追加に失敗した場合はPdfTools.Sign.WarningCategory.AddValidationInformationFailedの警告(PdfTools.Sign.Signer.Warning)イベントが生成されます。 すべての種類の暗号化プロバイダがこのメソッドをサポートしています。ただし、証明書ストアに必要な証明書が存在しない場合は失敗します。 注意: このメソッドは署名を検証せず、必要な情報のみをダウンロードします。 期限切れの証明書に検証情報を追加することはできません。 ドキュメント証明書 (MDP) 署名に検証情報を追加することはできません。 既定値: PdfTools.Sign.AddValidationInformation.None
	Encryption	出力PDFを暗号化するためのパラメータ nullの場合は暗号化されません。 ISO規格のPDF/A文書は暗号化を許可していませんので、ほとんどの操作で出力文書からPDF/A準拠が失われます。 既定値: null (暗号化されません) (PdfTpps.Pdf.OutputOptionsから継承)
	MetadataSettings	既定値: null (メタデータは出力ドキュメントにコピーされます) (PdfTpps.Pdf.OutputOptionsから継承)
	RemoveSignatures	署名を削除するか否か 既定では、入力PDF文書のすべての署名が保持されます。オプションで、署名の一部またはすべてを削除できます。 既定値: PdfTools.Sign.SignatureRemoval.None