開発者向けPDFライブラリ - Pdftools SDK
C言語によるToolbox Add-onサンプルの開始手順
ここではToolbox Add-onサンプルプロジェクトを使用する手順を説明し、C言語を使用してPdftools SDK(Toolbox Add-on)をアプリケーションに統合する方法について説明しています。
試用ライセンスと正規ライセンス
Toolbox Add-onは評価試用と正規使用のいずれの場合にもライセンスキーが必要です。

TIP:
Pdftools SDKの正規ライセンスキーはToolbox Add-onで正規ライセンスとして使用できます。
サンプル プロジェクト(C言語)の開始手順
Cの「PDFから画像を抽出するサンプル」を使って手順を説明します。
Windows Visual Studio(2019以降)の場合
- サンプルプロジェクトをダウンロードし、適切なフォルダーに解凍します
- ライセンスキーを用意します
- toolboximageextraction.vcxprojをVisual Studioで開きます
- ファイル
toolboximageextraction.c
を開き、以下の"insert-license-key-here"
部分を用意したライセンスキーに置き換えます
GOTO_CLEANUP_IF_FALSE_PRINT_ERROR(Ptx_Sdk_Initialize(_T("insert-license-key-here"), NULL),
_T("Failed to set license key. %s (ErrorCode: 0x%08x).\n"), szErrorBuff,
Ptx_GetLastError());
ライセンスキーには小なり(<
)と大なり(>
)を含みます
- サンプルプロジェクトをビルドします
- サンプルPDFファイル
ImageCollection.pdf
からすべての画像と画像マスクを出力フォルダーimages
に抽出するには、以下のようにコマンド引数を指定して実行します
ImageCollection.pdf images
第一引数は入力のPDFファイルでサンプルに含まれています。第二引数は出力結果が格納されるフォルダーです。
GCC(toolset4.8以上及びCMake3.16以上)でコンパイルする場合
- サンプルプロジェクトをダウンロードし、適切なフォルダーに解凍します
- ライセンスキーを用意します
- ファイル
toolboximageextraction.c
を開き、以下の"insert-license-key-here"
部分を用意したライセンスキーに置き換えます
GOTO_CLEANUP_IF_FALSE_PRINT_ERROR(Ptx_Sdk_Initialize(_T("insert-license-key-here"), NULL),
_T("Failed to set license key. %s (ErrorCode: 0x%08x).\n"), szErrorBuff,
Ptx_GetLastError());
ライセンスキーには小なり(<
)と大なり(>
)を含みます
- コマンドラインで解凍したフォルダーの先頭に移動した後に以下を実行します
cmake .
- サンプルプロジェクトをビルドします
cmake --build .
- サンプルPDFファイル
ImageCollection.pdf
からすべての画像と画像マスクを出力ディレクトリ/tmp/images
に抽出するには、以下のコマンドを実行します。
./pdftoolspdf2imgsimple PdfPrimerWhitePaper.pdf PdfPrimerWhitePaper.tiff
第一引数は入力のPDFファイルでサンプルに含まれています。第二引数は出力結果で、複数ページのTIFF画像が生成されます。

NOTE:
ここで説明した手順は他のサンプルプロジェクトにも適用できます。
Pdftools SDKを自身のアプリケーションに統合
次の手順に従ってPdftools SDKを自身のアプリケーションに統合してから初期化して使用を開始します。
Pdftools SDKを自身のプロジェクトに追加する
- C言語用の最新バージョンToolbox Add-onライブラリをダウンロードします
- ダウンロードしたZIPファイルを適切なディレクトリに解凍します
C:\Program Files\TrustSoftwareSystem Toolbox Add-on\
このサブディレクトリには以下が格納されます:
/opt/pdf-tools.trustss.co.jp/
このサブディレクトリには以下が格納されます:
/opt/pdf-tools.trustss.co.jp/
このサブディレクトリには以下が格納されます:
- オプション:
WindowsLinuxmacOS
ネイティブライブラリはコンパイラのライブラリパスで利用可能でなければなりません。
環境変数%PATH%
にサブディレクトリlib\win-x64
、lib\win-arm64
またはlib\win-x86
を追加します。
標準ライブラリ ディレクトリの1つから共有ライブラリへのリンクを作成します。例:
ln -s /opt/pdf-tools.trustss.co.jp/lib/linux-x64/libPdfTools_Toolbox.so /usr/lib
標準ライブラリディレクトリのいずれかから共有ライブラリへのリンクを作成します。例:(Intelプロセッサ搭載Macの場合)
ln -s /opt/pdf-tools.trustss.co.jp/lib/osx-x64/libPdfTools_Toolbox.dylib /usr/lib
この手順はビルドプロセスで自動的に解決されない場合にのみ必要です。
Pdftools SDKを正規ライセンスキーで初期化
Pdftools SDKはライセンスキーなしで無償で試用できますが、結果には透かしが追加されます。
透かしなしの結果を得るためには正規ライセンスキーが必要です。ライセンスキーを使った初期化の手順は以下の通りです。
正規ライセンスキーは見積もりとともにご要望ください。
- ライセンスキーはASCII文字列で<XXXXX...XXXXX>形式です。小なり(
<
)と大なり(>
)文字を含みます。
- Pdftools SDKを利用するにあったって、最初に以下のように関数
PdfTools_Sdk_Initialize
をコールしてください。
GOTO_CLEANUP_IF_FALSE_PRINT_ERROR(PdfTools_Sdk_Initialize(_T("ライセンスキー"), NULL),
_T("不正なライセンスキー. %s (エラー: 0x%08x).\n"), szErrorBuff,
PdfTools_GetLastError());
上記コードの「ライセンスキー」の部分を小なり(<
)と大なり(>
)文字を含んだ文字列に置き換えてください。
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